今月は,「サイエンス&マジック」という子供向けのショーを3回行う。4月にも3回やった「LEDのひみつ…ほか」というちょっと間抜けなタイトルのショーだけど,このたびのノーベル物理学賞がらみで,注文が入った次第。明かりの歴史から入って,光の三原色・補色,LEDの原理なんぞを解説しつつ,ちょいちょいミステリータイムと称したマジックを入れるというエデュアメイズメント。サイエンスとマジックに共通の道具は数学ということで,カードの数理トリックを2本(解説付き)を行った あと,トリは故Derek Dingle師の「Color Triumphant」(Dingle’s Deceptions P.3)。 マジックをやっている人に話したら,こういうマニア向けのマジックを一般にやってしまうのはどうかという批判が思い切り飛んできそうだが,4月の実感では,十分に良い反応を得ている。Dingleのオリジナルではなく,Michael Vincentのバージョンに近い演じ方をしたのだが。
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それでちょっとおさらいをしておこうと考え,Dingle関連の資料を漁っていたところ,2009年にComplete Worksの和訳が出ていた事に気づいたので,遅ればせながらAmazonで注文。普段は和訳が出たからといって,マジック本を買うことは少ないのだけど,「The Sympathetic Card」用のカード付きというところに惹かれてしまった。こ,これで3,900円+税とは安すぎる! ちなみにぼくのComplete Worksは28年前に東京ディズニーランド!!で買ったものだが,50ドルに対して,1万3千円の上代が付いていた(たまたま本にレシートが挟まっていたのでわかった)。
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