チューリッヒ美術館展@国立新美術館に行ってきた。国立新美術館はオルセー美術館展以来だが,2つを同時に1階と2階でやっていた期間もあったようだ。今回は北斎に引き続き,会期終了間際の来訪になってしまったので,混雑を心配したが,それほどでもなかった。東京の美術館はだいたい金曜は「延長営業」だが,この時間帯にやってくる客質はとてもよく,そういう意味でも,大変気分良く鑑賞できた。
セガンティーニに始まってジャコメッティに終わる今回の展示は,「印象派からシュルレアリスムまで」という副題からもわかるように,14の部屋を廻って有名どころの絵ばかりで美術史を概観できるようなしかけだ。そのパンフレットがまた,素晴らしい。タイポグラフィーも秀逸。白井敬尚氏の作品と伺い合点がいった。
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